シッキム紅茶( SIKKIM TEA)


シッキムはチベットとダージリンの間に位置し、旧王国であったが現在はインド 領となっている。シッキムの茶産地は南地区 (SOUTH DISTRICT)のテミ地方にあり、茶園はテミ茶園(TEMI TEA GARDEN)のみで、中国種とクローナル種の茶樹が植えられていている。茶の栽培面積は172ヘクタール、年間生産量は約100トンでダージリン紅茶として認可され、カルカッタのオークションを通して取引されるが、その殆どはオークションを通さないプライベート・セール(茶園またはエージェントによる直接販売)で売買されている。

 

シッキム茶はダージリン茶と同じく年3回のクォリティー・シーズンがあ り、3~4月にかけてのファースト・フラッシュは、爽やかな花の香りで、まろやかな風味があり、5~6月にかけてのセカンド・フラッシュは高い花の香りで強さとコクのある味となる。10~11月のオータムナル・フラッシュの時期には、香りの良い茶が生産される。