中国茶( CHINA TEA )


茶の原産地といわれる中国は、17~19世紀まで長くヨーロッパの紅茶市場を独占していたが、インドのアッサム紅茶の出現によってヨーロッパ交易から姿を消し、旧ソ連との貿易を主としていった。 日中戦争や内戦で生産は壊滅的な打撃を受けたが、戦後数十年を経て生産回復の兆しをみせ、再び国際市場に戻 ってきている。中国の茶生産は小規模生産が多く、主要茶産地は中南部の山岳地帯が主で15省に渡っていて、中でも浙江省、安徽省、四川省、湖北省、 雲南省が特に有名である。

 

茶園の総面積は462,000ヘクタールで、総生産量は350,000トンでセイロンに次いで世界第三の茶産国であるが、緑茶、ウーロン茶、加工茶が殆どで、紅茶はごく僅かである。

中国茶は以下のように分類されている。